今月2日、以前から予告されていたLINE MOBILEが、いよいよソフトバンク回線の開始を発表した。マルチキャリアになっただけで、基本的には今までと何ら変わらないとしているが、気になっている事が一つある。
ソフトバンク回線において、最低でも1Mbpsを維持すると宣言しており、1度でも下回った場合は1GB分の通信を同回線ユーザープレゼントするという。もし実現できれば他のMVNOに大きな差をつけられるのではないだろうか。
①ピークタイムにも1Mbps出るなら革新的
ドコモ系MVNOの多くは、昼や夜のピークタイム時、1Mbpsどころかヤフーを開くのにも一苦労する時間帯がある。UQ mobileやY!mobileと言ったサブブランドには無縁の話だが、結局は「安いから仕方ない」という話になっている。
(古い動画で申し訳ない、筆者が2014年に作成したUQ mobileの500Kbps保証された環境下の検証。1Mbpsが保証されれば、単純にこの動画の倍速い)
もしも最低1Mbpsが保証されるなら、ピークタイムや「肝心な時に遅い」というMVNOあるあるを簡単に克服してくれるはずだ。1MbpsあればYoutubeの360P視聴、ラジコアプリなどのストリーミング再生も問題ないし、アプリのダウンロードでもしない限り普段使いには問題ないだろう。
②ルーター代わりの利用にも快適な予感
スマホをテザリングさせたり、ルーターを利用してPCを操作する作業にも向いているはず。LINE MOBILEのデータ倍増キャンペーンを利用すれば20GBまで利用できるはず。(キャンペーン終了後はどうなるか定かではない)
(秋葉原で売ってる安いルーターに入れれば快適に使えそうだ)
一人暮らしで家と外で10~20GBあれば足りるという方には、このSIM1枚で賄えるかもしれない。嬉しい事にiPhoneでのテザリングも問題なさそうだ。
最後に
とにもかくにも、最低1Mbpsという数値はかなり魅力的だ。LINEの強みとして年齢認証を通過できたり、料金をLINE PAYカードで支払うことだってできる。
大赤字が続いている同社だが、この先どうなるだろうか。とにもかくにも、いい方向に向かうことを願ってやまない。