日本では盗撮を防ぐという観点から、スマホのカメラシャッター音が消せない仕様となっている。これが嫌で、数々の無音カメラアプリが存在しているのは言うまでもない。
無音を徹底したい人は、わざわざ海外版を輸入する事もあるほどだ。今日はシャッター音の何が良くないのかに触れつつ、iPhoneXS Maxが抱える問題を書いていきたい。
①シャッター音、場面によっては騒がしい
例えば静かなカフェで、筆者がレビュー用にスマホの撮影をし始めたとする。この時、シャッター音が煩いと、静まり返った状況を乱す事になる。
(こういう写真を撮る方も撮る方かもしれないが・・笑)
誰もいなければまだしも、「あの人、何やってるんだろう。うるさいな。」と他人の集中力を散漫させる可能性がゼロではないし、意味もなく注目されたくもない。だから撮影する側も周囲への配慮として無音カメラが欲しくなる。
誰かと記念撮影とか、観光スポットで明らかに名物を撮影しているのなら話は変わる。撮影する本人も周囲も、その場におけるカメラの利用が、状況的に何ら不思議なことではないからだ。
しかし今度は宿泊先で家族や友人が隣で寝ている時、やはり大きなシャッター音は「起こしてしまったらどうしよう」と気を遣うことになるのだ。
②iPhone XS Max、ポートレートモード撮影が煩い
話をiPhoneに戻そう。iPhoneXS Max、ポートレート撮影では「カッシャーン」という憎き音がステレオで鳴り響いてしまう。今回は後から背景ボカシを調整できる機能がウリにもなっており、ガンガン使おうと思っていた。
(iPhoneの場合、LIVE PHOTOを使えばほぼ無音化できる)
しかし、このウリの機能を使う度に周囲を気にしながら高価なiPhoneを使うのは非常に不可解でどこか釈然としなかった。それが香港版の購入に至ったキッカケの一つでもある。
最後に
盗撮防止のためとは言うが、盗撮する人はシャッター音の有無を問わず如何なる手段を使ってでも盗撮するだろう。逆に盗撮しない人はシャッター音が無くてもしないはず。一部の変態のために全員がシャッター音の強制を受けねばならない。
もちろん、中には「それは気にしすぎだろう」とか「自分はそんなに気にならないけどな」という人もいるかもしれない。しかし、そろそろこの問題、何とかならないだろうか。