飽きてしまったのか、それとも合わないから値段が高いうちに売却しようと考えたのか、秋葉原でiPhone XSの中古品が散見されるようになった。さすがに10万円を越えてくるのだが、中には「ローンが組まれた物」が混じっている。
ローン支払い中の中古品は今までも普通に存在していたが、最近は24回ではなく48回の分割が組まれている可能性が混じっているのだ。こうなった場合、将来的に不安要素が残る。
①手放したくとも買い取ってもらえない可能性
もしも48分割を組まれた物が白ロムとして出回っていた場合、前の所有者のローン完済は約4年後となる。その間、中古として売却したくとも、買い手がつきにくい事を覚えておこう。
(48回払いでも1回の支払いが3,500円。いかに高額かがわかる)
特にオークションやフリマサイトでは残債の組まれたスマートフォンの出品が禁止されており、少なくともネット上では販売が難しい。
②中古で買ってもSIMロック解除はできない
去年の11月までは、auに限り契約から180日経過した中古品をショップでSIMロック解除する事ができた。今はそれが廃止され、最初に契約した人以外はロック解除ができない。
つまり中古でキャリア版のiPhoneを購入すると永久にロックは解除できず、SoftBank iPhoneならSoftBank系のSIM、au iPhoneならau系SIMでずっと使うしかない。この辺り、購入を間違えないようにしたい。
最後に
中古で出回っても元の価格が高すぎるため、安いと思える価格になるには相当な時間を要するはず。間もなく1年が経過するiPhone Xですら256GBは普通に10万円を超える相場となっている。
少しでも懸念材料がある中古を買うなら新品を買った方がいいだろう。そしてauとSoftBankの分割が組まれた物を買う際は、「前の利用者のローン完済が4年後かもしれない。再び中古で手放すのが難しいかもしれない」と覚悟した上で買うようにしよう。