Twitterにも書いた通り、1月31日、約4年間お世話になった会社を退社した。ブラック企業という言葉が流行る中、とても人権が尊重され意地の悪い人なんて一人もいなかったのではないだろうか。
もちろん、仕事の進め方を巡って人と人の意見がぶつかり合い、出世を巡った小競り合いがなかったとは言わない。ただ、前職と比較すれば理不尽なこともレベル2くらいでしかなかった。
とにかく嫌いになったわけではない事がわかるだろう。なぜ安定した職を辞めたのか。関係者に見られている可能性が高い。。が、まぁいいだろう。
①働き方改革がもたらした副作用
今、盛んに「働き方改革」が叫ばれている。色んな意味で使う人がいるが、一つは「残業を減らして、早く帰りましょう」という取り組みであることは間違いあるまい。世界的にも働きすぎと言われる日本には必要な事だと誰もが思ったはず。
「定時に仕事を終えて、帰る」なんて夢にも思わず、暫くは新たな生活に満足していた。ところが、一ヶ月後の給料を見て異変に気づく。あ、手取りが数万円単位で減ったと。
そう、当たり前に存在した残業代がバカにならなかったのだ。残業代までを対価と思って過ごしていた自分が悪いのだが、仕事へのモチベーションは右肩下がりになった。そして早く帰るため、日中の一人あたりの仕事量が増えた。
②出世より副業が解決策に・・・
では、「頑張って昇給すればいいではないか」とも考えたのだが、如何せん身体が弱すぎる筆者に今以上のポジションを狙うのは限界を感じた。そしてある時から、自分のペースでできる副業を、ある時から本格化させる。
結果的に副業は、減った分の給与を取り戻すどころか、確定申告が必要な程に収益が増えてしまった。こうなると、責任を持って正社員として働いている意味がわからなくなり、若干ノイローゼ気味になり少しだけ体調を崩す。
③副業の罪悪感と退職の決意・・・
体調を崩しながらも、会社は筆者を支えてくれた。有給を使い、出勤日数を少なくしてもらったり、部署を異動させてもらったり。今これを書きながら、恩返しができなかった事を少し後悔するくらい、感謝している。
その後、本当にそれで食べていけるかどうか本業と並行しながら1年間を過ごし、答えが出た。「一応、4年間は働かせてもらったし、かけがえのない経験になった。次のステージに移る事にしよう」と決意。1ヶ月後の退職を申し出て、今に至る。
④副業から脱サラを目指す人は増えるか・・・
長くなり、少し脱線もしたが働き方改革で残業代が減る人はけっこういるはずだ。仕方ないと諦めて働き続ける人もいるだろう。しかし筆者は好きな仕事であるにも関わらず続けていくモチベーションを失った。
大げさに聞こえるかもしれないが、私にはそれくらい強烈な改革だったのだ。特に後悔はしていない。(続きは以下のリンクから)
フリーランスに至った経緯と決意、第②話~退社前に徹底したこと~