ここ数日、筆者のTwitterではドコモ系列のSIMで話題が持ちきりだ。
ぷららやU-mobile SIMで期待通りの速度が「出た、出ない」などの検証が多いのだが、昨日から他のMVNOのSIMも話題に上がってきた。
結果から言うとIIJ、OCN、Biglobeなどの大手SIMが下り2Mbpsまたはそれ以下に低速化しているという問題が日本各地で発生している。
この報告は昨日のツイキャスで参加してくださったhighwaymoviesさん、kwattsさん他、複数の方々から寄せられた物。
そして筆者もZenfone5に入れているiij mioが下り2Mbpsを下回るという状態が続いていた。
そんな中、フォロワーのしょおたあみぃさんが驚きな検証結果を見せてくださった。
画像左はドコモ純正のSC-04Eに入れたiij SIM。そして左はSIMロックフリースマホのAscend P7に入れた同じくiij SIM。
同じSIMなのにこれだけ速度が違う!ここで両端末の対応周波数を見ておこう。
SC-04E
LTE 2100/1500/800
Ascend P7
LTE:2100/1800/900MHz
前者はドコモ純正端末だけあって、東京・名古屋・大阪で展開されている1800MHz帯以外は臨機応変に同社LTEを受信する。
一方、Ascend P7が受信するLTEは2100MHz帯と1800MHz帯。提供してくださった方は九州なのでAscend P7で2100MHz帯を受信していると言えよう。
他方、Band確認のできるSC-04Eでは1500MHz帯を受信しているとのこと。
この違いが両端末の受信速度に違いをもたらしているのならば、MVNO低速化の原因は「2100MHzが混雑しすぎている」という答えに落ち着くのだが、いかがだろう。
ドコモはクワッドバンドを展開しているが、全てを受信できる端末は2013年の冬春モデル以降が対象となる(iPhoneを除く)。
もしもクワッドバンド対応端末でMVNO SIMの速度が上がった、逆に非対応端末(SIMフリースマホなど)に変えたら低速化した
などの検証結果が得られた方がいらっしゃれば、ご報告頂きたく思います。
新たな事がわかり次第、また記事にしたいと思います。