ことしも新型 iPhone の季節がやってきた。iPhone11/11 Pro/11 Pro Max が追加されると昨年リリースの XS, XS Max が姿を消した。
色んな驚きがあったなかで、筆者が注目したのが iPhone XR の残留そして異例とも言える値下げだ。
まさかの 2 万円値下がり
iPhone11 登場とともに XR のオンライン価格は 20,000 円下がり 64,800 円になった。
iPhone が一気に 2 万円値下げされるのは極めて異例で、いかに同社が iPhone の販売台数に悩まされているかが垣間みえる。
いわゆる 3 万円台のスマートフォンがないアップル社としては、とにかく iPhone XR を値下げして Android 勢力に対抗するしかないのだろう。
しかし急な値下げは中古市場やキャリアをも混乱させている。
iPhone XR 中古品が新品より高い
秋葉原に集まる中古スマートフォンを扱うお店では、ここ 1 週間ほど iPhone XR の価格が下がってはいた。
新型の登場である程度さがることは予想していたのだろう。
(未使用品に至っては 72,800 ~ 74,800 円で推移していた)
ところが急な値下げにより、中古品を買うよりもアップルストアで新品を買った方が安いという事態がおきたのだ。
値下げしたくとも「買取価格」という「仕入値」があるわけで、そう簡単に値下げはできない。
( iPhone11 64 GB は税抜 74,800 円から。XR との価格差はわずか 1 万円だ)
かといって値段を変えなければ iPhone11 とそんなに変わらぬ価格になり余計に売りにくくなるのは目に見えている。
最後に
iPhone XR は値下げされれば売れるデバイスであることに間違いない。
しかし 1 万円プラスで iPhone11 が購入できるとわかったら、消費者は思いとどまったりしないだろうか。
ここはいっそのこと XR にも引っ込んでもらった方がよかったのではないだろうか。
新型 iPhone の発表前と後では急激な値下げに対するイメージが全く変わってくる。そうした意味で、XR 値下げは番狂わせ的な存在になってきたかもしれない。
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