本日ソフトバンクが新たな試みとして 4 つの基本方針を示した。
2 年縛りの撤廃、通信料金の簡略化、端末購入の見直し、サービス向上の品質だ。
中でも時間が割かれたのが「高額な端末」の新しい買い方に関してだ。
高額端末はリースになる・・・?
ソフトバンクが出した答えは所謂リースそのもの。
欲しいスマートフォンを 48 分割した価格で 24 ヶ月に渡って払い続ける。
2 年利用して端末を返却すると残り 24 ヶ月分は免除される仕組みで、発表会では iPhone X を例にメリットが力説された。
また特徴としてソフトバンクを利用していないユーザーもプログラムに参加できる。
キャリアとしては何が何でも iPhone を販売していきたいわけだ。
料金が安くなっても端末が高いのはどうなの?
このシステムに関しては賛否があるだろう。一括で買う主義の人もいれば、積極的に活用したい人がいても不思議ではない。
ただし「最大 4 割の値下げ」の声掛けに始まった改革のなかで、端末に毎月 2,000 ~ 3,000 円払っていくのは本来の趣旨に反してないだろうか。
(そもそもこの人の鶴の一声で始まった改革は業界が頭を悩ませた)
仮に 4 割安くなった人でも無理に高額なスマートフォンを持てば 2,000 ~ 3,000 円の出費が増えて結局はあまり変わらない結果となる。
(端末代金のほか、プログラム利用料金に 390 円が発生する)
料金プランはわかりやすくなったとしても、端末代金を別で払いつづけるならば人によっては永遠に負担が大きいままだ。
当たり前すぎる話だが無理にでも持たせるのは如何なものかと思う。
最後に
そういえば NTT ドコモも「スマホお返しプログラム」なるものを始めているし、ある程度は需要あるサービスなのかもしれない。
しかしこの業界のサイクルはとてつもなく早い。24 ヶ月の間に画期的なデバイスが誕生したり、いきなり 5G が普及することだって考えられる。
そうした場合に身動きがとりにくくなるだけでなく、壊したり紛失したりせず完動の状態で 24 ヶ月後に返却しなければならないのだ。
そのためには保険に入ったり、メンテナンスが必要になってくる。単純に半額で済むわけではないことも考慮せねばならない。
10 月 1 日からいよいよ法律が改正され、スマートフォンが高くなることは間違いない。
身の丈にあったもので生活するべきなのか、背伸びしてでも新しい物が必要なのか、しっかり考えるべき時が近づいている。
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