1年前の夏、個人向けに登場した唯一のau MVNO回線、mineo。その後UQ mobileも参加しユーザーには願ったり叶ったりだった。
今まで格安で運用不可だったau白ロムが一気に高騰し、今でもau 4G LTE白ロムは古い物でも1万円を超える。
auは800MHzという低い周波数をメインに全国にLTEを展開しているため今後にも期待していたのだが、筆者にとって一気に無価値なものに。その理由を書いていこうと思う。
①VoLTE SIMの誕生で新端末が使えなくなった
今年4月に発売されたGalaxy S6 Edge移行はiPhoneを除いて全て、au本家のSIMがVoLTE専用のSIMへ代わり始めた。
最新機種をmineoで味わうことができない。仮にmineoからVoLTE用SIMが出たとしても、SIMロック解除したVoLTE白ロムでなければ利用できず、利用者としては「は!?(゚A゚;)」という顔になる。。
②LTE化しても結局はauだけがSIMフリーに参加できず
世界でも珍しい3G規格を採用したauはSIMフリー端末で使えないことがほとんどだ。ただ、ドコモやソフトバンクのようにFDD-LTEでは互換性があるため「世界がVoLTEになればSIMフリーになる」とも言われていた。
ところが、国内外に流通するSIMフリー端末のほとんどが3G通話に対応しており、VoLTEに対応した端末でもauのVoLTEにはチューニングされていなかったりで結局au SIMで電話をすることができない。
国内キャリア版に至ってはSIMロック解除すれば使えるのかもしれないが、新機種発売から少なくとも半年以上待つのは耐え難く、何より魅力的な端末の大半はau以外からも発売される。(iPhone, Galaxy, Xperiaなど)
まとめ
SIMロック解除義務化の影響もあったのか、VoLTE SIM移行後のmineo、UQ mobile回線の魅力が全くというほどなくなってしまった。
今まではXperia Z Ultra、G Flexなどauでしか味わえない端末があったからこそau版格安SIMに魅力を感じたものだったが、今や機種は3キャリアでほぼ同じ。
おまけに国内でASUSやHuaweiがいくら魅力的な端末を出してきても、それはauだけ使えない。auネットワークに拘りがない限り、多くの人に残念な結果となってはいないだろうか。