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Galaxy A20 の白ロム価格が 14,800 円まで高騰中。サムスンの日本国内シェア 2 位が見える・・・

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昨年の秋モデルとして登場した Galaxy A20 のドコモ版が、かれこれ半年以上にわたって白ロム市場で売れ続けている。

秋葉原では 12,980 〜 13,800 円で推移していたが、ゴールデンウィークには一部で売切れが生じ 15,000 円近くまで高騰し始めた。

(筆者調べで最も安かったのは 4 月下旬頃である)

なぜこれほどまでに売れ続けているのだろうか。またサムスンの国内シェア奪取はあり得るのだろうか。



法改正後もバラ撒けるスマホ

2019 年 10 月 1 日、行きすぎた割引やキャッシュバックを禁止する改正電気通信事業法が施行された。

今まで一括 1 円だった iPhone8 など高額端末は一気に数万円値上がり、当然ながらキャリアは大慌て。

そこに投入された救世主が Galaxy A20 で、その本体価格はなんと税込 21,384 円。割引なしでも気軽に手が届くスマホである。

また 2 万円なら全額割引できることから、ドコモは新規・MNP 契約のほか一時は機種変更まで一括 1 円で盛大にばら撒いた。

(2019 年 11 月頃の画像。筆者撮影)

なかには未使用のまま白ロム市場に売却する人もいて、それが今日に至るまで 13,000 ~ 約 14,800 円でずっと売れ続けることになった。

またここで強調すべきはゲームやカメラ性能にこだわらなければ、低スペックながら日常生活で問題なく許容される点である。

Felica、防水、最新の条件が揃った 1 万円台のスマホは、とりわけコロナ禍においては正義なのだろう。

 

もっと安くできるサムスン

ところで Galaxy A20 はキャリアが販売価格を低くしているわけではない。

サムスンは国や地域に合わせて様々な A シリーズを導入しており、何ならグローバルには更にスペックを下げた Galaxy A10 が 1 万円強で存在する。

(韓国ソウル市内にて筆者撮影)

つまりサムスンは更に値下げする余力があり、日本ユーザーが望めば将来的に出てくる可能性も否めない。

これまでドコモは低価格路線を arrows be や AQUOS Sense に頼ってきたが、一括 1 円販売ができなくなったいま、価格面で Galaxy に及ばなくなっている。

もちろん富士通や SHARP の品質は素晴らしく、もう少しお金を払って国内メーカーを買う人もいるだろう。

ただし先述のとおり、低スペックながら割と広く許容されているのが現状でありサムスンの強みである。



国内シェア奪還はあり得るのか

これだけ売れるとサムスンの国内シェアが急上昇しそうな気もするが、おそらく現実になるだろう。

Galaxy A20 は au でもリリースされており同様に売れ続けている。

また楽天モバイル向けミドルエンドの Galaxy A7 やハイエンド Galaxy S10 が楽天市場の大セール特価で販売されるなど、今までにない販路まで見えてきた。

(実質 17,325 円で買える意味不明なコスパ・・・・)

ハイエンドでは Galaxy S20 や Note20 シリーズがある程度盛り上がるだろうし Galaxy Fold 2 にも大きな期待がかかる。

超高額から超低価格までラインナップを網羅した彼らは、予算に合わせて幅広くユーザーを獲得し、国内シェア 2 位の SHARP を簡単に抜いてしまうかもしれない。

法改正でも売れそうな端末をうまくチューニングし、日本市場に投入できる。これがサムスンの強みであり Galaxy  A20 はその代表例なのだろう。

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