KDDI がついに NTTドコモ "ahamo"、ソフトバンク "Softbank on LINE" に対抗するプランを発表した。
新ブランド名は "povo"(ポヴォ)とよばれ、報道されている通り月額 2,480 円(税抜)と大手 3 キャリアでは最安。
ただし 5 分間の通話定額を追加するか否か選択性になっており、オプションとして追加すると 2,980 円で 3 社並ぶことになる。
また人それぞれのライフスタイルに合わせて使い方をカスタマイズできる「トッピング」が特徴となっている。
200 円で 24 時間データ使い放題
なかでも気になったのが NetFlix をガッツリ観たいなど「今日はたくさんデータを使うぞ」といった日に 200 円払うと 24 時間はデータ無制限となる。
もちろん 20 GB とは別枠となるためギガを余したまま 1 日を楽しめることになる。
例えば 5 分間の通話定額が不要な人であれば 200 円を毎月 2 回使っても料金は 2,900 円におさまることから一定の需要はでてくるかもしれない。
しかも eSIM 対応が案内されており iPhone や Pixel シリーズの 2 枚目の SIM に搭載させることも可能である。
あとは 24 時間通話定額、20 GB 使い切った後に 1 GB 毎に 500 円などが用意されているが "ahamo" のような海外ローミング対応は案内されていない。
本家 au は「ピタットプランを廃止」か?
続いて au ブランドは現行の 5G 対応データ無制限プラン「使い放題MAX5G/4G」が発表され 8,650 円から 6,580 円に値下がりし 1 人でも使いやすくなった。
家族 2 人なら 1 人あたり 500 円割引、3 人なら 1,000 円割引され、固定回線があれば 4,580 円での維持が可能。
テザリング上限が 30 GB にはなるものの、世帯人数が多い人は今までと比べて安くなるだろう。
また 1 ヶ月のデータ通信量が 3 GB 以下だった場合は自動的に 1,500 円割引されて 1 人世帯では 5,080 円、3 人世帯なら 3,080 円で利用可能。
さらに au PAY カード(クレジットカード)を作成して支払うと 100 円安くなることから au 経済圏の拡大も視野に入れた取り組みが見えてくる。
ただ当記事をかいている時点では「ピタットプラン」が廃止になったかまだ分かっていない。分かり次第追記する予定だ。
追記:質疑応答にて「ピタットプラン」は当面はそのままということが発覚した。
MVNO が悲鳴、UQ モバイルは 1,480 円から
そして最後に UQモバイルも値下げされて 1,480 円から持てるようになった。
あまったギガは翌月への繰越が可能。無料通話は 3 種類のオプションが用意され、例えば毎月 60 分なら 500 円+しても月額 1,980 円におさまることになる。
ワイモバイルの場合、光回線に加入すれば同等の金額になるが、そうしたセットなしでこの価格は正直驚いた。
povo と比べると M および L プランは割高に見えるかもしれないが、全国にショップがありサポート体制が整っていることが理由であろう。
色んな意見があると思われるが、ソフトバンクより中身がよく練られている印象だ。そしてこれをうけて楽天モバイルなどがどう出てくるか、まだ楽しみが残っている。
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