前回は付属品が豪華と書いたのだが、箱の中をよく見ていくと丁寧な取扱説明書が入っていた。それも「Wi-Fiの繋げ方」などとても基本的な事。
(Antutuベンチは6.5~8.3万。ミドルスペックとしては十分だろう。)
誰にも聞けない基本的な使い方 や、調べても出てこないくらい基礎的な事がかいてある。これは初心者の方にとても優しいスマートフォンだと思う。
(説明書と設定ガイドが付くキャリアスマホは珍しく初心者に優しい)
①動作はヌルサクそのもの。3万円とは思えない機敏な動き
価格帯としてはHuawei P10 liteとほぼ同等のnova2。よくチューニングされており、キャリア版特有のチューニング不足のような感覚はない。
ワンセグやお財布ケータイなどが一切ないのだが、むしろ余計なコストが発生せず結果的にパフォーマンスが良好なのかもしれない。
Android7.0を搭載しているため、2画面操作ができる。Youtubeで音だけを聞きながらTwitterを見るなど5inchながらマルチタスクも楽だ。
②ROMとRAMが贅沢すぎる
3万円の価格帯だと頑張ってもRAM3GBとまり。実際にHuawei P10 liteも3GBだ。ところがnova2はRAM4GB、ROMに至っては64GBとかなり大容量となっている。
特にROMに関してはミドルエンドの場合16GBや32GBが多い。それをハイエンド並にしてきたのは他社の追随を許さないだろう。
ちなみに「micro SDがあるじゃないか。64GBのメリットって何なの?」と言われそうだが、アプリに関しては内部ストレージにしか基本的に入らない。だから他のスマートフォンと比べてインストールできるアプリの数は圧倒的に多い。
③利き手で簡単に操作できる、嬉しい仕様
別にnova2に限った機能ではないのだが、いわゆる「戻る」や「マルチタスク」ボタンの位置を調整できる。これが意外と便利で「今まで使っていたスマホと逆で嫌だ」という事が起こらない。
(昔からLGが得意としていた機能。最近は多くのメーカーでできるように)
加えて「4inch級のスマホが欲しいのに、主流が5inchで慣れない」という方にも使いこなせるよう、フローティングボタン(浮いているボタン)が用意されている。
これらもAndroid4くらいから本気を出せばアプリとして存在していたものの、初心者の方が使いこなせるよう、システムに入り込んでいる辺りに進化を感じる。
最後に
キャリアの3万円スマートフォンといえば頑張ってもGalaxy Feelくらいだろう。Feelと違ってFelicaや防水はないが、ROM64GB、RAM4GB、Full HD液晶という点では勝っているし、片手にスッポリ入るので使いやすい。
念押しになるが説明書というのは、日本人が当たり前のように思っていたもので、それが当たり前に付属している点が非常に好印象だ。次はいよいよ、オーディオやカメラ、画質の点をレビューしたい。