Google Pixel 6に続き上位モデルの Pixel 6 Proが自宅に着弾。
購入したのはPixel6と同じストーミーブラック。ほかにソータサニー、クラウディーホワイトがラインアップされている。
(左がPixel6 Pro、右がPixel6)
使ってみた感想は「素晴らしい完成度」の一言に尽きる。今回はPixel6との比較を交えながら6 Proの魅力をレビューしたい。
「Pixel6+αのパワー」に注目
まずは基本的なスペックを見ていこう。Pixel6 ProはTensorチップ、ROM128GB、RAM12GB搭載のハイエンドで6.7inch(QHD+)ディスプレイを採用する。
Felica(おサイフケータイ)、Dual SIM(nano+eSIM)、Wi-Fi6E、ディスプレイ内指紋認証、防水、ステレオスピーカー、5003mAhバッテリー、Android12など基本部分はPixel6と共通。
スマホの性能を示すAntutuベンチマークは72万スコアで、この点もPixel6とほぼ一緒だ。
しかし実際に操作してみるとメニュー画面やアプリの操作性、機敏な動きはPixel 6 Proが明らかに滑らかでRAM12GBと120Hzリフレッシュレートの恩恵が味わえる。
またエッヂディスプレイは表示される情報量がおおくフォントはPixel6よりも大きい。
(左がPixel6 Pro、右がPixel6)
「視力に自信がなくなってきた」という人には圧倒的にProがお勧めだ。
またネットワーク面ではPixel6(日本版)が非対応の5G「ミリ波」にも対応。ここまでのスペックで116,000円は割安ではないだろうか。
メイン機種にできる「ペリスコープ」
+αの要素はカメラ部分にも隠れている。
背面カメラでは標準、超広角に加えて光学4倍ズーム超解像+望遠20倍ズームが利用可能。
試しに秋葉原の同じ場所から撮影した4枚を御覧頂きたい。
(超広角0.7倍)
(標準)
(4倍ズーム)
(20倍ズーム)
一例にすぎないが十分な画質ではないだろうか。
ペリスコープ搭載端末はHuawei P30 Pro、OPPO Reno10x Zoom、OPPO FIND X2 Pro、Galaxy S21 Ultraなど2019年頃から増えてきたが本体が分厚く、重く、そして大きくなりやすいデメリットも併せ持つ。
(Galaxy S21 Ultra)
人によっては「大きすぎてメイン機種にできない」というケースが出てくるのだ。
Pixel6 Proはこの点が考え抜かれており、宇宙人の目とも言われるようなデザインで操作性、グリップ感を維持。
さらに重さが一点に集中しないよう上部から少し離れた部分に設置されている。おかげでペリスコープ搭載スマホとしては非常に持ち運びやすくなっている。
このように基本スペックとカメラはPixel6+αの要素を持っており、AI補正による望遠撮影は今までにない取り組みでとてもワクワクする。
普通では物足りない人に
写真に写った人を消す「消しゴムマジック」機能や高精度の書き起こしが可能になるボイスレコーダー、最新のAndroid12などソフトウェア、刷新されたデザインを試すならPixel6で十分だ。
Pixel 6 Pro、指紋認証いけるTPUフィルムあったで😊 pic.twitter.com/ZJoffOdma7
— Skyblue (@skyblue_1985jp) October 30, 2021
(指紋認証はTPUフィルムを貼るも何故かスムーズ)
そうした基本機能では物足りない人はPixel6 Proが視野に入るだろう。最大20倍の望遠ズーム、RAM12GB、5G ミリ波、120Hzのリフレッシュレートによるスペックの底上げは予想以上に満足度が高い。
またGalaxy、AQUOS、OPPO、Xiaomiなど他社メーカーのハイエンドと比べても割安。高スペック志向の人は数年使える強力な選択肢になるかもしれない。
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