NTTドコモ、KDDI、楽天モバイルはソニー「Xperia 5 V」の取り扱いを発表した。
各社10月中旬の発売を見込んでおり、ソニーストア直販のSIMフリーモデルも用意されている。
ソフトバンクは取り扱いを発表しておらず、5シリーズは未発売となる見通し。旗艦モデルは欠かさずリリースしてきただけに一体何があったのだろうか。
本体価格に割高感
結論から書くとソフトバンクはXperiaの取り扱いを見直している可能性が高い。
前モデル「Xperia 5 IV」は売れ行きが悪く、家電量販店を中心に一括9800円でばら撒かれたばかり。割引額は1台13万円にも及ぶ大判振る舞いだ。
しかし問題はこれでも売れ残っていること。実際、中古市場では未使用品が59,800円~63,800円で推移しており、本体価格がかなり割高評価されている。
もはや主力製品として契約者数を伸ばすどころか、割引分の回収が難しい売り場のお荷物になりつつあるのだ。
新作「Xperia 5 V」にも厳しい目が向けられている。筆者がXで実施したアンケート調査でも人気は最下位。
簡単なアンケートです。今季のスマホで最も興味があるのはどれですか(*´艸`*)
— Skyblue@バンコク (@skyblue_1985jp) September 17, 2023
やはり人気が急落しているのは否めないようだ。しかもこれはハイエンドに限った話ではない。
ミドルレンジの「Xperia 10 IV」は昨年夏から約1年に渡って投げ売りが続くほど販売が伸び悩んでいた。
今作「Xperia 10 V」に至っては「Pixel 7a」のコスパに対抗できず、ソフトバンクとしてもラインアップの継続を疑問視し始めたのだろう。
通信キャリアは売れ行きの怪しい機種を一括1円で乗り切ってきた。しかし割引規制は徐々に厳格化され、来年は白ロム規制が始まって1円販売が難しくなる。
安易に機種をリリースすればリスクになるため、収益改善が見込めないモデルは各キャリアが早々に見切りをつける時代がくるかもしれない。
そしてXperiaはその危険水域に入ったと見ることができるだろう。来年の夏に「Xperia 1 VI」「Xperia 10 VI」が出てくるかに注目だ。
リンク:ソニー
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