SurfaceとiPadがいい感じに争っている昨今、持ち運べるPCとして利用するにはiPadで十分という人もいる。筆者自身もAir、Air2、Pro9.7、Pro10.5、Pro12.9と一通り全部買ったのでメインにできる人の気持ちもわかる。
(303HWに接続し、朝マックがてら出勤していた筆者。。2年程前の画像)
Apple Pencilにも対応しており、Bluetoothキーボードを用意すれば本当にPCそのもの。ただ一つだけ、何年も改善されないままの項目がある。外部キーボード接続時のIME問題だ。
①キーボード接続時、IMEを選べないiOS
例えば、iPadにsimejiを入れたとしよう。高機能で変換能力も高く「これならば文字入力もいける」と思うだろう。しかしなぜか物理キーボード利用時にはIMEがデフォルトに戻ってしまう。つまり、SIMEJIを使っていたのに、キーボードを接続した瞬間にSIMEJIが使えなくなってしまう。
(あたり前だがSurfaceはPCなのでGoogle日本語入力など選び放題)
これはバグでも何でもなく仕様なのだが不便極まりなくて困っている。英語圏でアルファベットしか使わない外国人には何の縁もない話だが、私たち日本人はローマ字入力からの漢字変換が命。これが改善されないことには、iPadをメインPCとしては考えにくくなってしまった。この点でSurfaceは自在にIMEを選べるため文字入力を主とする作業には強い。
②言うまでもなく便利なトラックパッドの存在
更にiPadには相変わらずマウスという概念がない。キーボードのショートカットを活かせば、ある程度の事はできるのだが、それでもディスプレイにタッチしにく必要は生じてしまう。
(写真はSurface Book。Proも含め、トラックパッドの精度は良くなるばかり)
一方Surfaceは基本的にPC扱いになるため、純正キーボードには必ずトラックパッドが付いている。文字入力だけでなく、絵や写真の挿入、タスクの切り替えなど自在に操作できる点で、やはりiPadより優れている。ブログを書くにしても、やはりSurfaceの方が快適に利用できている。
最後に
iPadは完成度の高い、作り込まれたアプリが数えきれない程に存在している点で優れており、Apple機器同士との連携も素晴らしいとしか言いようがない。ただし、少なくとも日本においては外部キーボード接続時に自由なIME利用ができず、非常に惜しい。
更にマウスやカーソルという概念が伴わないため、細かい位置指定や絵、写真、グラフの挿入などは圧倒的にSurfaceに軍配が上がることになる。文字入力命であれば圧倒的にSurfaceをお勧めしたい。
(トップ画像は2015年に購入したSurface Pro4)