前回の記事で、Google Pixel3はdocomoやSoftBankがキャリアモデルとしてリリースするにも関わらず、中身はSIMフリー仕様である事を書いた。そのためdカードのiDを利用することができない。
(関連記事:【悲報】Pixel3、dカード経由のiDが利用できない件について・・・)
このSIMフリー仕様という点に関して、もう一つの懸念事項が浮上する。リセットしきれないFelica情報はどうなるのか。
①情報を消しきれなければ中古に出せない
「Pixel3、思っていたのと少し違うな」とか、「XLを購入したけど普通サイズに買い換えたい」となった時、中古品として売却する人が出てくる。
しかしFelicaは通常のリセットでは消えない項目があり、キャリアショップでないと対応できない事もあるのだ。Pixel3がSIMフリー仕様のため、ショップが対応を拒めば中古品として出品できないという問題に発展する。
②公式サポートへ依頼する必要がある
では、完全に初期化するにはどうしたらいいのか。例えばSIMフリーとして販売されたNuans Neo Reloadedでは、有償にて消去してくれる。
(Nuans Neo F&Aを参照。有料という点にも注目。一度送って、返却を待たなければならない)
この間に中古相場に変動があり、「売ろうと思っていた価格から大きく下落したじゃないか」という事になりかねない。第3者に譲渡する場合も同様で、「Felica情報消えてないなら、他を探します」という事態も想定できる。
最後に
とはいえ、まだ100%ではない話なので、docomo版とSoftBank版に関してはショップで完全初期化を受け付ける事を願いたい。ただし、SIMフリー版としてGoogleから直接買ったモデルは難しいのではないか。
Pixel3が販売される事は大歓迎だし、朗報でしかないが、Felicaの不便な点が浮き彫りになったようにも思える。