先週は兎にも角にも、秋葉原はPayPayを利用する人で賑わった。中央通り裏(ジャンク通り)と呼ばれる場所にSofmap系列の中古PC・スマホ屋さんがリニューアルオープンし、電気屋さんの減った秋葉原に少し活気が戻ったようだった。
いつまで100億円キャンペーンが続くかわからないが、今週も目立った白ロムや特価品、iPhoneの動きを見ていきたい。
①Zenfone5Zが60,800円と今年最大の底値
これは安いと思ったのが、国内版Zenfone 5Zの未使用品だ。前回調査では61,800円だったが更に1,000円値下がり、筆者の知る限り底値を更新した。Huawei製品と異なり量販店ポイントは1%しか付与されないため、割高感が大きかった。
FOMA SIMはもちろん、au + auというDSDVが使えたり、広角と望遠を自在に切り替えできるカメラや、何より今年最もパワフルなチップセットSnapdragon845を搭載した文句なしのハイエンド。スマホ買い替え予定の人なら候補に入れたいところだ。
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②売上不振が騒がれるiPhone XR、白ロムで全く出回らず
iPhone XRに関しては、発売されてから早い段階で一括0円などの投げ売りが散見されていた。世界中で売上失速のニュースが流れ、キャリアの投げ売りが加速されるかと思いきや、秋葉原には白ロムが集まってこない。
なぜなのだろう。iPhoneに関してはローンが組まれた物でも買い取りをする業者が多く、キャリアが安売りを始めれば一気に店頭に並ぶものだ。いつもご紹介するiPhone SEがいい例で、UQ mobileやY!mobileからタダ同然で入手された物が回ってくる。
(売っていたとしても、国内版はApple価格とほぼ同等で、定価より2,000円安いかどうかの誤差に過ぎない)
投げ売りをしても契約する人がいなくて余程の事態になっているのか、それとも契約して手放さない人が多いのか、この辺りはもう少し様子を見る必要がありそうだ。ひとまず、秋葉原でXRの白ロムを見つけようとしても、ほとんど扱いがない。
③相場が大幅値上がり、姿を見せないXS、XS Max
一方でXS MaxおよびXSも未使用品がだいぶ減ったように思われる。以前、秋葉原でXS Maxが定価割れしていると書いた事があったが、現在では相場が底上がりしており、Appleストアで購入する価格とほぼ変わらない。
(画像は10月下旬頃。この頃は512GBが定価の1万円引きくらいで買えていた)
なぜか人気で、しかもキャリアがばら撒かないためか白ロムとしても店頭に並ぶことが少ない。元々が高額すぎるため、無理もない話だろう。
最後に
XSやXS Maxは高すぎるから買う人も売る人も少なく、本当にAppleは在庫を抱えて困っているのだろう。売れ筋は相変わらずiPhone6sとSE。奇しくも昨日、UQ mobileとY!mobileがiPhone7の取扱を表明した。
今度はApple Payも使えるiPhone7が安くてコスパ抜群という、売れ筋ラインになるのだろうか。PayPay効果も観察しながら、引き続き秋葉原を観察していきたい。