はやいもので iPhone XS Max 香港版を購入、検証してから一年が経過した。
（香港アップルストアで購入。プロダクトレッドは念願だった）
iOS 13 にアップデートされた香港版は Dual SIM 環境でどの程度変わってくるか。 XS Max に加え iPhone11 を使って検証を進めていきたい。
Y!mobile の SIM が APN プロファイル不要へ
まず改善された点として Y!mobile の主要な 3 つの SIMカードが構成プロファイルなしで動作するようになっった。
（n101, n111 は Android, n141 は iPhone 向け SIM として区別されてきた）
iOS 12 では"Softbank" 表示だった部分が "Y!mobile" 表記になったことからも一目瞭然だろう。
プロファイルが不要ということはドコモ・au・ソフトバンク大手 3 キャリアの SIM とスムーズにデータ通信を切り換えて利用できることになる。
これは iPhone XS Max のみならず同じく Dual SIM の香港版 XR にも適応されるはずだ。
UQモバイルは Y!mobile と共存可能へ
また UQ モバイルに関しても iOS 13 から構成プロファイルが不要になった。Twitter では必要とツイートしたが、どうやらバグが多くて真相がなかなか掴めずにいた。
（いままではこのようなプロファイルを入れていたが、削除しても大丈夫だ）
通話・データ・テザリングまで問題なく動作している。両方の APN 設定が不要になったことでUQと Y!mobile のデータ通信を使い分けることが可能になった。
通話しながらデータ通信の検証
ところで通話しながら他方の SIM でデータ通信できるか検証してみたところ問題なくできた。
UQ モバイルで電話しながら Y!mobile でデータ通信、またその逆も可能であることが検証で確認できた。
ただし「モバイルデータ通信」のページ下部にある「モバイルデータ通信切り替え」トグルをオンにしておく必要がある。
これがオフになっていると片方で電話している際に、もう片方の SIM でデータ通信ができず以下のような表記がでるので注意しよう。
追記：OS のバグのせいか、やはり他方の SIM による通話が不安定なので保障はできない
いやいやとても便利になったではないか。iOS 12 においては両社とも APN プロファイルが必要であったため、ファイルが競合して共存が難しかった。
大手キャリアのサブブランドというコスパ抜群の 2 つが iPhone で利用可能になったのはまるで夢でも見ているかのようだ。
引き続き別の SIM なども検証していくのでお待ち頂ければ幸いだ。
Twitter をフォローする！skyblue_1985jp