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au PAY やる気なし!? PayPay や「d払い」に勝てない訳を解説

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au PAY と Ponta が 2020 年 5 月に統合されるニュースが話題になっている。

Ponta は全国に会員数が 9,000 万人以上いるそうで、au 側と合わせて利用者は 1 億人を超えるというから驚きだ。

キャッシュレス戦争で消耗しきった各社に対し、体力温存していた KDDI が本気を出すようだが同社にはいまいち「積極性」が感じられない。

今回は「本当にやる気があるのか!?」といえる au PAY とそれを取り巻く au wallet に関して書いていく。



そもそもが「楽天ペイ」任せの au PAY

au PAY に「積極性」を見いだせない理由として、まず「楽天ペイ」任せである点が挙げられる。

第 4 の携帯電話キャリアである楽天モバイルは、繋がらない場所を au 回線を借りてカバーしている。

KDDI はその見返りとして楽天ペイの使える場所で au PAY に互換性を持たせることになっている。

一見すると無駄な投資をせずに利用可能な場所が広がって賢いと思うだろう。

しかし楽天が利用できる場所を増やしても、そのの努力もムダにしそうなくらい、au はユーザー数を増やそうとしていない。

 

自社回線ユーザーしか魅力がない

というのも au PAY はそもそも誰もが気軽に参加できる物ではないのだ。

ソフトバンク系の PayPay、ドコモの 「d払い」は回線契約をもたない人にも利用を促している。

他キャリアユーザーにも門戸を開くのは当然ながら日本一の決済手段になるためであろう。

いっぽうで au PAY は「au に回線を持たない人も参加できる」としておきながら、同決済規格の要ともなる au wallet カード(プリペイド)を自社回線ユーザーにしか基本的には発行していないのだ。

(au ひかりでもOK だが、何もない人はじぶん銀行を解説するしかない)

どうしても利用したい場合は「じぶん銀行」の口座を開設後、au ID を紐付けることで初めて au wallet カードが発行される。

(au 回線を契約すると 1 枚貰えて、1人が複数持っていることもある)

PayPay をも大幅に上をいく魅力でもない限り、そこまでして利用したい人なんて出てこないだろう。

 7,000 万人の顧客をもつドコモ、3,000 万人を超えるソフトバンクを合わせれば潜在的な顧客は1 億人をこえる。

(プリペイドカードはApple Pay対応。これなしには単なる味気ないコード決済だ)

そうしたチャンスを目の前にして au wallet カードを開放しないのは、やはり「やる気がありません」と言っているようなものだ。



Ponta との統合は 2020 年 5 月

そして Ponta との統合時期に関しても 5 ヶ月も先のことで、キャッシュレス祭りが一段落する 6 月間近である。

この 1 年を通して PayPay がいかに短期間で全国区に広がったかは、もはや日本全国の人が身を持って実感しただろう。

いくら盤石な Ponta と統合するとはいえ KDDI は短期決戦がいかに重要かを理解しているのか甚だ疑問である。

いずれの点から見ても積極性に欠けるところがあり、au PAY が未来のキャッシュレス規格の代表になるなんてことは夢のまた夢なのではないだろうか。

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