iPhone を持っている人なら誰しも Apple ID を持っているだろう。ID がないとアプリ、音楽、iCloud といった主要サービスが利用できないからだ。
逆に 1 度作成してしまえば同じ ID を別のアップル製品で使うことも可能で、ログインすると二段階認証コードが飛んでくる。
(アップル公式サイトより引用。このような表示を誰もが見たことあるだろう)
自分でログインした場合は「許可する」を押せば何の問題もない。しかしこの夏、アップル歴 15 年目にして初めて大きな失敗をしてしてしまった。
アップル ID にログインができなくなったのだ。どうしてそんなことになったのか。基礎的なことながら筆者の失敗談を共有したい。
Apple ID の電話番号把握してますか??
Apple は不正ログインを防ぐために 2 段階認証を導入している。 2 台目、3 台目の iOS、Mac OS 等にログインは先ほどの画像が出てきて「許可」を押下するだけだ。
しかし肝心の 1 台目にログインする時の挙動を覚えているだろうか。一番最初は登録された電話番号宛に SMS 認証コードが飛んでくる仕組みになっている。
もちろん電話番号がずっと変わらない人は SMS からコードを受信して問題なくログインして事なきをえる。
しかし筆者、ながらく解約した電話番号を登録していたようで SMS が受信できずログインできなくなった。そしてぐうぜんにも手持ちの iPhone をすべて初期化しており、他の iOS デバイスからログイン許可を出すことすら不可能になった。
つまり詰んだわけである。もし同じことになった人は、次のステップに進もう。
新しい電話番号を登録する
電話番号の変更自体はできるので、ひとまずその手続きに進もう。
「確認コードを受信していませんか?」をタップすると 3 つの選択肢が出てくるので一番右の「他のオプション」を選択。
まずは以前に登録していた電話番号を照合することになるのだが、しっかり調べてから入力にうつろう。
じつは筆者、仕事の都合でたくさんの回線をもっていて「あれ、どの番号だっけ?」とよく調べず打ち込んでいたら 10 回目でロックがかかってしまった。
しかもこのロック、翌日の朝まで解除されず、新しい電話番号の登録さえできない状態が続いて気が気でなかった。
ロックが解除されてから解約済の電話番号をいれて、新しい電話番号を入力。これで新 SMS 認証を受信してぶじに終了かと思いきや、、ここで終わらせてくれないのだった。
電話番号登録に 1 週間以上を要する(涙)
新しい電話番号の登録がおわると、翌日になって復旧できる日にちが E メールで送信されてくる。
それによると筆者は 8 月 5 日に申請したのだが、登録変更が反映されるのは 12 日となっているではないか。すぐに処理されるわけではなく、アップルサポートでも変更できないらしい。
つまりこのお盆前半、筆者は新しい iPhone にログインできず Apple Pay にチャージされた Suica 等を利用できない状況なのだ。
まだ個人利用だから事なきを得たものの、ビジネスで必要なファイルにアクセスできないとなれば信頼に関わってくるだろう。しかも過去の例では復旧するのに 48 日かかったという声もあってぞっとした。
というわけで Apple ID に登録する電話番号はぜったい解約しないものにしよう。そしてこうした問題が海外で起こった時を想定してローミングでも SMS が受信できる SIM を使うようにしたい。
これはかなり反省。これを機に二段階認証をすべて見直したいと思う。
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