筆者の愛用しているクレカにSofmapカードがあった。全国のSofmapで分割で買い物をする際、金利手数料が1%で済んでしまう利点がある。例えば12万円のMacBookを12回払いで購入すると、毎月の支払額は単純に10,100円を支払っていけばいい。
(これまで主に旧ソフマップ本館でかなりお世話になったカード)
更に貯まったポイントは全国のビックカメラでも利用できるため、「まぁまぁ便利だな」くらいに思っていたのだが、もう限界だなと思って解約手続きを終えた。
①減り続ける店舗、縮小する売り場
Sofmapは2017年春頃から秋葉原を中心に次々と店舗閉鎖、移転、統合を続けてきた。中でも秋葉原本館が親会社のビックカメラになった影響は非常に大きく、Sofmapで買い物をする機会が激減してしまったのだ。
(左からモバイル館、買取センター、修理受付センターが2017年に閉店。現在、建物は壊されて駐車場となっている。)
その後はパソコン総合館(旧カクタSofmap)、サブカル館(旧ヤマギワ電気)、Mac collection館を中心に残ってはいるのだが、Sofmapでしか手に入らないような商品が一切ない。 同社は中古商品を強みとしていたがiPhone、iPad、SIMフリースマホの価格が相場よりも高く、秋葉原ではマイナーな税別表示も相まってお得感もなくなっている。
②分割金利手数料1%、ビックカメラでは利用できない
ビックカメラといえば、ビットコイン仮想通貨など決済方法が広く、使えない物はないというくらいに電子マネーやクレカぶ対応している。もちろん、Sofmapカードを利用して買い物をすることができるのだが、完全に見落としてた点があった。分割金利1%がビックカメラでは適応されないのだ。
ビックカメラ傘下なのにSofmapカードの利点が活用できない。これはあまりにも酷い。しかもインターネットで調べてもどこにも記載がなく、カードセンターへ問い合わせて発覚した。残念だが解約することに。
最後に
秋葉原といえばSofmapが強かった。石丸電気、LAOX、T-ZONEなど大手PCショップが閉店していく中で同社だけは生き残り、今もなんとか生き残っている。
しかし買い物できる店舗が圧倒的に減ってしまった上、分割金利1%という強みをビックカメラ店舗で活かせないのであれば、もう保持している理由は全くと言っていいほどない。取り扱う商品の魅力も薄れるに薄れ、ほぼ全ての店舗が撤退する可能性すらあるのではないだろうか。なんとかサービス面で盛り返してくれる事を願うばかりだ。