先程「Pixel Fold」の記事を書きながら気づいたのだが、NTTドコモが白ロム購入に対する新しい嫌がらせを導入している。
在庫があるにも関わらず、白ロムに限って商品の発送を3週間程度としているのだ。
商品の予約や取り寄せならまだしも、在庫があるのに3週間なんてあり得ないこと。消費者を見下しており、とても悪質ではないだろうか。
ガラケー時代の商習慣を改めよ
じつは通信キャリアの白ロム販売を巡っては、これまで何度もトラブルが起きている。
家電量販店では売り場スタッフが在庫を隠したり、すべて予約済みとして販売を拒否する事態が後を絶たない。
直近ではソフトバンクが白ロムの「一括払い」を拒否して行政処分されるなど、政府の掲げる「通信と端末の分離」がうまくいっていないのだ。
各キャリアが白ロム販売に消極的なのは「端末だけ販売しても利益が出ない」からだという。恐らくそれは紛れもない事実なのだろう。
しかしキャリアが端末を独占販売している状態では、やはりキャリアから購入するしか方法はないのだ。
(SIMフリーの選択肢がないLeitz Phone 2)
例えばGalaxyはドコモ、au、楽天モバイルがほぼ独占しており、ソフトバンクやMVNOユーザーはキャリアで購入するしか選択肢がない。
SHARPのハイエンド端末「Leitz Phone 2」や「AQUOS R8 Pro」にしても、auや楽天モバイルの利用者は欲しければドコモかソフトバンクでしか買えないのだ。
もはやキャリア毎乗り換えるSIMロック時代ではない。ガラケー時代の商習慣を捨てて、メーカーとのパワーバランスを考え直す時期ではないだろうか。
そうすればキャリアで白ロムを買いたい人もおのずと減るはずだ。
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