au shopでの発売が発表され、日本発売を7日に控えたBlackberry KEY2。実用的な物理キーボードを備えたスマートフォンとしては、唯一無二の存在であり、注目度は相変わらず高い。
(実機を見るまでは、けっこう買う気満々だったのだが・・・)
Blackberry自体は筆者も好きで、Android OSを搭載してからもPriv、KEYoneを購入し当ブログでレビューした程だ。ただ、今年はとうとうKEY2の購入を見送った。大きな理由が2つある。
(関連記事:こんなBlackberryを待っていた!Blackberry Privをレビュー☆)
(関連記事:期待以上の完成度、Blackberry KEYoneレビュー①)
①スペックの割に高すぎる価格
税抜き89,800円(上位モデル)と案内されているKEY2は、Snapdragon660という中級チップセットを搭載している。Blackberry自体がゲーム向け端末ではないため、ちょうどいい設定ではあると思う。
しかし、さすがに9万円あれば、それ以上のスペックやカメラ機能を搭載したスマートフォンが大体買えてしまうため、どうしても購入を躊躇ってしまうのだ。例えばドコモ版 Huawei P20 Proは白ロムの値下がりが止まらず、未使用価格がついに7万円台に突入した。
②KEYoneである程度、完結している
「わかってないな、あくまでも実用的な物理キーに意義がある」と批判を頂きそうだが、「それではKEYoneでもいいのでは!?」と返したくなってくる。事実、KEYoneのキーボードは2014年発売のBlackberry Classicと同じくらい質感がいい。
(Classicと同様に質感の良かったBlackberry KEYoneのキーボード)
ディスプレイも既に大型化されており、これ以上に拡大されれば「昔の方がよかった」という意見が出てきても全く不思議ではない。
(左からPassport、Classic。アプリが少ないながらも、古き良き時代だった)
最後に
そんな事を思っていたら、突如としてKEY2の廉価版であるLEが発表された。チップセットやRAMなどが少し抑えられているが、デザインはほぼKEY2のため、どうしても新しさを求める人は廉価版で十分なのではないだろうか。
もちろんKEY2を買うのもありだが、ごく一握りのファンに限られそうな予感はする。めでたく日本でも発売が開始されるKEY2だが、LEも続いてくれないだろうか。