筆者がまだ高校生くらいだった頃、携帯電話番号は090しか存在せずPHSの070と明確に区別されていた。
その後090が枯渇すると080が投入され、当時は「090じゃないと恥ずかしい」ような風潮があったのを覚えている。
「自分は早くから携帯電話を所持しているんだぞ」という一種のステータスのような感覚だろう。そこで Twitterでアンケートを実施したのだが結果がまた興味深い。
番号こだわらない派が半数越え、SNS主義の影響か!?
簡単なアンケートです。携帯電話の番号は090にこだわりますか?
— Skyblue (@skyblue_1985jp) 2018年3月15日
「090や080にこだわらない」と答えた層が圧倒的多数で57%。
今となっては電話番号よりもLINE IDやSNSのIDを交換する方が多いという風潮の現れなのだろうか。
特に携帯電話を持ちはじめて10年絶たない若者には090よりも080や070の方が割り当てられているはず。
更にこの5年でスマホを用いたSNSが発展し、電話番号よりもLINE IDやTwitter IDなどを交換する方が多いという人もいるだろう。
とはいえ、やはり「090がいい」とか「せめて080がいい」という層が合わせて34%存在していることもわかった。これはいわゆるおじさん層なのだろうか。ガラケーに一定の需要があるように、電話とメールしか使わないという人もいる。
そうした層にはSNSは二の次といったところだろうか。
今ではたまに巡ってくる
MNP 制度が開始されて以降、携帯電話の新規契約は 070 や 080 の割当がずっと続いていた。
しかし 2020 年を過ぎるとたまに 090 が混ざってくる事がある。直近では au の新ブランド povo を新規申し込みしたら 090 だった。
( Galaxy 5G Mobile Wi-Fi の SIM に割当られた番号も 090 だったのは驚いた)
むろんいずれも偶然ではあるが仕事上 SIM カードを契約する機会のおおい筆者は最近 090 に当たりやすくなった。もしかすると番号が空き始めた可能性もある。
そしてつい先日「携帯090はおじさん」というハッシュタグがTwitterでトレンドに入り話題となったが、そうした経緯を考えると090保持者はおじさんだけに限らないだろう。
もっとも携帯電話会社で契約した際にシステムに「おじさん」と判断されて090が割当られるなら笑い話だが・・・