18 日のドコモ新商品発表会に先立って、富士通の新製品 arrows F-51Aがインターネット上に一時的に登場した。
現在は削除されているが、驚くべき点は以下のとおり。
・ ファーウェイ Mate 20 Pro を彷彿とさせる洗練された?デザイン
・ Sub-6 だけでなく高周波数 5G ミリ波への対応
・ 5 年ぶりのハイエンドモデル爆誕
とくに気になったのは、同社が 5 年ぶりにハイエンドモデルを用意した事実である。
本気で Galaxy や Xperia に対抗するなら少し心配だ。
それもそのはずで何故ハイエンドを封印したのか、今回はその過去を振り返りたい。
裁判で負ける程ひどい商品だった・・・
ハイエンドを退いた理由は「度重なる不具合にファンに愛想を尽かされた」からと言えるだろう。
2012 年の F-10D はいい例で、クアッドコア CPU、ワンセグ、赤外線、お財布ケータイ、防水、ワイヤレス充電の全部入り最強スマホとして誕生した。
しかも au とソフトバンクがまだ 3G 回線だった当時、すでに LTE に対応していたこともあってファンの期待値はマックス。
もちろん筆者も発売日に購入したのだが、驚くほど不具合のオンパレードだった。
発熱とアプリ落ちの頻度が酷く、何より動作がもたついてページのスクロールにも一苦労で使い物にならい。
最初は「初期不良かな?」と思っていたが、そんなことはなかった。
ドコモショップには「売り物としてどうなの?」とクレームが殺到していて、気づいたら返金を求める裁判にまで発展。
最終的には NTT ドコモが敗訴し、富士通は売れ残った在庫を処分した。
2015 年の F-04G 販売停止事件発生・・・
その後も特にバッテリーが持たず相変わらずの発熱から「ホッカイロ」とか「アホーズ」などと揶揄され、雪が降る日に arrows を沈めて遊ぶ人まで現れた。
そして 2015 年、事件はふたたび起きる。
当時まだ珍しかった「虹彩認証」搭載 F-04G に基盤の不良が発覚し、一時販売停止となった。
わりとすぐに販売再開になったものの、もはや安定性において Xperia や Galaxy などの他社に勝てず、完全にブランド力を失ったのだ。
それを自ら悟ったのか、以降は SIM フリースマートフォンを中心に低価格路線にシフトし、2018 年には投資ファンドに事業を売却している。
最後に・・・
というわけで、あまり詳しくない人には想像を絶するような過去を持つのが富士通のハイエンドスマートフォンだ。
ローエンドで経験と実績を積み直し、久しぶりの復活を問われる 1 台になるだろう。
仮に復活の 1 台になれたとして、SHARP のように海外への販路を求めなければ再び失敗に終わるだろう。
大きな挑戦にはなるが、どれだけ変化したのか是非楽しみに誕生を待ちたいと思う。
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