長いこと無料とされてきたテザリング料金が、20GBや30GBプラン、およびピタットプランなどで有料となることが発表された。スマホをルーターとして利用する場合、来月から月額500円が必須となる。
(iPhoneやiPadではインターネット共有とも呼ばれるテザリング)
ドコモとauを比較した場合、通話をしない20GBユーザーはどっちが幸せになれるのかを算出してみた。ドコモが7,280円、auが7,480円。ほぼ一緒のように見えるが・・・
①長期利用者に親切なドコモ
ドコモの内訳は次のとおり。980円(基本料金)+ 300円(SPモード)+6,000円(20GB)=7,280円という計算になる。
ここから長期割引が発動すると最大で800円安くなり、更に去年始まったdocomo withプランを契約すれば次回の機種変更まで永年1,500円が割り引かれる。この2つが馬鹿にできない。
最終的には7,280円(合計維持費)-800円(長期割引)-1,500円(docomo with)=4,980円となる。
(20GBプランはULTRAデータLパックと呼ばれる)
②割引が乏しいauの料金体系
では同じく通話しない人向けのピタットプラン・シンプルで20GBを使った場合どうなるか比較してみよう。2,980円から持てる同プランは、20GB使うと6,980円。ここにテザリング料金を500円追加すると7,480円となる。
だが問題なのはドコモのような永年割引施策や長期割引がないのだ。機種変更などでauスマホを購入すれば毎月1,000円が割り引かれるが、あくまで最初の12ヶ月だけで永年ではない。
最後に
SIMフリーが当たり前になってきた今、auだけはSIMカードの汎用性が乏しく、SIMフリー端末でも利用できないケースが非常に多い。そういう弱点があるからこそ、料金プランやサービス内容で補って欲しかった。
500円値上がりしても解約に繋がると考えていないだけなのか、それとも何か別の狙いがあるのか。田中社長辞任でauが違った方向に動きはじめるかもしれない。